月刊「武道」誌のマンガ連載が完結



  月刊「武道」誌の「マンガ・武道のすすめ」≪日本武道ヒストリア≫シリーズが終了した。平成19年6月号から始まり、18年間・195回にわたる「マンガ・武道のすすめ」の連載自体が最終回ということになった。見開きルポ漫画「武道・まんがスケッチ」の時代からカウントすると、28年半という月刊「武道」誌とのお付き合いだった。


以下、1冊目の単行本『マンガ・武道のすすめ』あとがきより抜粋
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 日本武道館とのお付き合いは、三藤芳生現事務局長が妻と大学の同級生だったことから、始まりました。当時三藤さんは「書写書道」の編集長を務めておられ、同誌に「ファイト一筆!しゅうじ君」という四コマ漫画の連載を任されました。同作品は平成15年12月号の第93回で終了、現在は「しゅうじ君のなっとく漢字ランド」と装いを変えて、これも連載100回を迎えようとしています。(「なっとく漢字ランド」の連載は2021年6月号の211回で終了し、『まんが漢字ランド改訂版』として2023年11月に単行本化された)
 三藤さんが、月刊「武道」の編集長となられて頂戴した連載が、「田代しんたろうの武道・まんがスケッチ」でした。見開き2ページのイラスト・ルポの体裁でしたが、これをきっかけにいろいろな武道大会に取材に出かけ、本格的に《武道》とのお付き合いが始まりました。担当は松尾貴之記者。武道そのものが初めて接する世界で、毎月とても新鮮な気持ちで指定された大会会場に向かいましたし、実際に見るもの聞くことすべてが刮目することばかりでした。
《中略》
 そして10年の時を経て、吉野喜信編集長の下でいただいた連載が「マンガ・武道のすすめ」。4ページ構成ということで、ストーリー要素も加え、話しを創る楽しさを味わわせてもらいながら生まれた50作品です。
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【月刊「武道」誌連載記録】
■武道・まんがスケッチ
平成9年(1997)1月号〜平成10年(1998)12月号
■「マンガ・武道のすすめ」
平成19年(2007)6月号〜平成23年(2011)7月号(平成23年(2011)11月号)
■マンガ・武道のすすめ「武道の偉人シリーズ」
平成24年(2012)1月号〜平成26年(2014)12月号
※このシリーズより毎号8ページ構成に
■マンガ・武道のすすめ「日本武道館50周年記念 日露武道交流と日本武道祭」
平成26年(2014)11月号
■マンガ・武道のすすめ「日本武道館物語」
平成27年(2015)1月号〜平成27年(2015)12月号
■マンガ・武道のすすめ「日本武道風土記」
平成28年(2016)1月号〜令和2年(2020)8月号
■マンガ・武道のすすめ「日本武道ヒストリア」
令和3年(2021)1月号〜令和7年(2025)8月号(途中休載を含む)


【既刊単行本】
『マンガ・武道のすすめ』平成23年(2011)11月20日発行
『マンガ・武道の偉人たち』平成27年(2015)7月20日発行
『マンガ・日本武道風土記(上巻)(下巻)』令和3年(2021)4月30日発行

月刊「武道」誌の連載はここから始まった