岩田 健さんは、川口の美術を語る際に決して欠かせないお一人です。
ペデストリアンデッキ上、樹モール、横曽根図書館中庭などなど、市内あちこちに氏の作品は設置され、川口の街にエレガントなアクセントを与えています。
その作風には、平成のデジタル時代に忘れられかけている懐かしい優しさがあります。
初代川口市長、岩田三史の次男として生まれ、岩田家を継がれる今、川口の語り部としても氏の存在は貴重で、川口文化人の元老中の元老と言えます。
また長年続けておられる美術史講座も充実した内容とうかがいます。
2004年5月には150点に及ぶ作品を一堂に展示した、正に集大成と言える個展を開催されました。
(5月4日〜5月9日@川口総合文化センター「リリア」展示ホール)
その中から自選された50作品をこの特集でWEB公開させていただきます。

<写真撮影:石原康男/協力:佐藤成久・矢田真太郎/ページ制作:田代しんたろう>