【高田次郎吉さんプロフィール】
◆大正10年(1921)7月25日、王子で出生。
◆和菓子屋さんで奉公。
◆出征し、満州から宮古島へ移り、通信兵として飛行場建設の任務に就く。24歳の時宮古島で終戦を迎え、1年間ほど捕虜生活の後川口へ。
◆(株)八木下鋳工所などで鋳物職人として働く。手掛ける鋳物は、プレス機の台など大モノが多く、ガンバラ(不良品)を出さない、腕の確かな職人だった。63歳で引退。
◆平成3年(1991)、70歳のおり領家公民館の陶芸教室「川口陶芸クラブ」で初めて作陶を経験する。クラブは1年で退会、自宅にガス窯を設置し自主制作に。
◆72歳になってからは、作品をかついで高尾の伊賀焼きの登り窯へ通い焼成。窯焚きの番にも通った。
◆晩年、戦友の慰霊碑を鋳造、宮古島に建立。
◆平成18年(2006)12月24日没。享年85歳。
◆本人の希望により遺骨の一部は宮古島の海に散骨された。
◆平成19年3月22日(木)〜25日(日)、川口市立アートギャラリー「アトリア」展示室Aにて『高田次郎吉遺作展』(発起人/飯塚源嗣さん、石丸幸子さん、本間清美さん、内古閑健一さん、福田幸子さん、尾崎宏さん、斉藤トミ子さん、阿久沢昭さん)
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