増田明弘  Akihiro Masuda

1931 川口市に生まれる
1955 写真店「川口フォトスタジオ」を開業
1960 全日本写真連盟川口支部を結成
    (後進の育成に力を注ぐ)
1968 埼玉県美術展の運営、審査委員
    (モスクワ国際写真展、ローザンヌ国際写真展、
    全日本写真展などに数多く入賞)
1980 全日本写真連盟、関東本部委員
1993 埼玉文団連  文化奨励賞受賞
1995 川口総合文化センター・リリアに於いて個展開催
    大野元美記念文化賞受賞
1996 「キューポラ」発刊
1998 全日本写真連盟、埼玉県本部委員長
2002 埼玉県美術家協会写真部会長

    その他、多数の教室指導員、公募展審査員、を務めておられます。


  20数年前ふとしたことからキューポラが消えてゆくのが分かり、それからキューポラを求める日々が続きました。気づいた時が遅く、林立したキューポラの町の風景はすでに無く残念でしたが、撮り進むうち、あるがままの姿より私の原風景として"美しいキューポラ"の写真を残そうという気持ちに至りました。その思いで撮り続けた結果、今ではもう撮り得ない写真を少しでも残せたことは幸せです。
  私の好きな川口、その変遷、工場内部、作業状況等多くの写真を見返すにつけ、今日の川口の礎を築いた"鋳物"の充実した資料館がほしい……この思いが強く残ります。

2005年9月28日 記