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児童の夢かなえます/川口市
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川口青年会議所と川口市の職員有志が協力、市内に住む小学生たちの夢をかなえる「ドリームサポーター2003」事業に乗りだした。漫画家や役者になりたいといった将来の夢から、「秘密基地がほしい」といったお願いまで、「望みは必ずかなえます」の意気込みで、手助けしてくれる専門家を捜し出したり、必要な場所を確保したりと、奔走している。
市制施行70周年を記念し、市が50万円の補助金を用意して始めた。小学生から、グループ単位で募ったところ、23グループの計850人が様々な「夢」を寄せた。
芝南小5年の女の子4人は「漫画家になりたい」と望んだ。青年会議所の会員らは、市内在住の漫画家田代しんたろうさんに協力を依頼、子どもたちは田代さんの指導で、地元の芝中田商店街を紹介する小冊子「お店マップ」を作った。地図は酒店やクリーニング店、食堂など、地元の16軒の様子を漫画で紹介し、商店街の秋祭りで配られて好評を呼んだ。
戸塚綾瀬小の6年生81人は「新しい自分発見」に挑戦中だ。7班に分かれて劇、ミュージカル、パントマイム、コントを来年2月28日に市民会館で発表する。指導は本格的な舞台女優で、子どもたちは「自分を表現するこつ」を教わり、稽古(けいこ)を続けている。
東本郷小の4年生50人は今月9日、一足早く「大人」になった。川口総合文化センターで開かれた「2分の1成人式」に出席、舞台の上から「住みよい川口市を作りたいです」などと将来の夢を語り、見守る大人たちの拍手を集めた。
学校前通りを花で飾ったり、公園に秘密基地を作ったりしたグループもある。ソーラーカーづくりを夢見る子どもたちもいて、関係者らは実現方法を模索している。
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(11/25) | |