自作のイラストで地元商店街を紹介
川口の児童4人　市などが支援

　「漫画家になって本を作りたい」―。川口市立芝南小学校の児童四人がこのほど、自作のイラストで地元の商店街を紹介する「ザ・芝中田商店街・お店マップ」を完成させ、夢実現への第一歩を踏み出した。

　制作者は、同小五年二組の天野七海、柴崎裕美、高荻万理絵、三木栄里奈さんの女の子四人組。マップはＡ４版の半分サイズで、表紙を含め全八ページ。商店街の全体図や、酒店、飲食店、薬局など各店舗を色鮮やかなイラストで紹介している＝写真。

　制作期間は二カ月半。四人は八月から、同市在住の漫画家、田代しんたろうさんの指導を受けながら、近所の商店街に通いマップ作りに励んでいた。九日に開催される同商店街のイベントで配布される予定だ。

　制作を支援したのは、川口青年会議所と市役所の十数人で結成する「ドリームサポーター２００３」。市制施行七十周年の今年、市内の小学生らに夢を募り、具体化させる活動をしている。

　これまでの依頼数は計二十三グループ、八百五十人で、既に「ケーキ屋さんになりたい」「みこしを担ぎたい」「ペットショップの店員になりたい」などを実現。今後も「秘密基地を作る」「映画を作る」などの夢をサポートする予定だ。